「鍵なしのバイクは買取してもらえるの?」と不安になっている人も多いのではないでしょうか?
実は、買取業者のほうで鍵を新たに作ってしまえば良いだけなので、買取出来ないことはほとんどありません。
「鍵」を1つのパーツとして考えてしまえばわかりやすいでしょう。
買取業者からすると、鍵を新たに作る手間がかかるため、買取のときに査定額からマイナスされることはあったとしても、基本的に買取することができます。
ただし、場合によっては鍵なしのバイクは買取出来ないという会社もあるので、買取業者には予め確認しておきましょう。
■目次
鍵なしのバイク買取、どれぐらい査定額に影響はでるのか?
バイクには、「車種ごとの鍵」や「スペアの鍵」など4つの種類に分けられるのですが、実はどの種類の鍵を紛失するかによって、買取の際に査定額に及ぼす影響は異なります。
以下では、鍵を紛失した場合、査定額にどのぐらい影響するのか種類ごとに調べてみました。
「マスターキー」をなくした場合
マスターキーは、キーシリンダーのオリジナルキーのことを指します。
キーシリンダーに対して1つのマスターキーしか存在しないため、スペアキーを作成するのに必要となります。
買取のときには、原付バイクであればおよそ8,000円、大型バイクだとおよそ15,000円ほどが査定額から引かれるでしょう。
「スペアキー」をなくした場合
スペアキーとは、マスターキーより複製される鍵のことを指します。
元となるキーがあれば、鍵屋へ持って行けば作成してくれるため、普段使いはマスターキーではなくスペアキーのほうがおすすめです。
基本的に、マスターキーを失くしてしまうと査定額にも大きな影響がありますが、スペアキーの紛失であれば査定額に影響を及ぼすことはほとんどありません。
「イモビライザー付キー」をなくした場合
イモビライザー付キーは、IC搭載のキーで、2000年以降に販売されたバイクの多くに取り付けられている盗難防止のために装着されたキーのことを指します。
「ICってなに?」と思うかもしれませんが、免許証に入っているICチップとイメージしてもらえばわかりやすいでしょう。
データが入っているので、バイクのシリンダーと鍵が合わないと動かないので盗難防止になるという仕組みです。
この鍵をなくしてしまうと、残念ながらバイクの買取額は大幅に下がってしまいます。
イモビライザーキー付きキーを新たに作るときは、メーカーに依頼して「鍵」と「キーシリンダー」の両方を交換する必要があります。
イモビライザーキー付きキーをなくした状態でのバイク買取は、おおよそ10万円前後が査定額に影響してしまうので、なくさないように最新の注意をはらいましょう。
「シャッターキー」をなくした場合
シャッターキーとは、いたずら防止機能付きのシリンダーで使用する鍵のことを指します。
一般的には原付バイクでよく見かける鍵で(最近では大型車種でも盗難防止として採用されることもあります)、基本マスターキーと一体となっています。
そのため、マスターキーとシャッターキーは一体と思って良いでしょう。
シャッターキーのみの紛失であれば、査定額への影響はさほどありませんが、マスターキーと一体となっていることもあり、買取査定額からはおよそ15,000円ほど引かれてしまうでしょう。
キーシリンダーが破損している場合はどうなる?
キーシリンダーは、鍵を差し込んでまわすことで「施錠」と「解錠」ができるパーツ部分のことを指します。
キーシリンダーが破損してしまっていると、バイクの買取額は下がってしまいます。
キーシリンダーと鍵の交換が必要となり、15,000円以上は査定額から引かれてしまうでしょう。
鍵なしのバイクを買取をしてもらう上で重要な3つのポイント
①鍵をなくしてもバイクを放置するのはNG
バイクを、放置してしまうと「不動車」という扱いになってしまうので買取額も一気に下がってしまいます。
→ 事故車や不動車のバイクをできるだけ高く買取してもらう方法
「もう乗らないな」と思ったらできるだけ早く買取業者に相談しましょう。
②できるだけ大手の買取業者を利用しよう
大手のバイク買取業者であれば、鍵なしのバイクでも無難に買取できるケースが多いですが、個人経営のような小規模なバイク会社だと「鍵がないとバイクは買取できない」という会社もあります。
鍵なしのバイクに慣れていない会社の場合、鍵の復旧料金として査定額を下げられてしまうケースもあるので、このようなケースに慣れている大手の買取業者がおすすめです。
③複数の買取業者から査定してもらおう
しっかりと鍵なしのバイクであること伝えれば、基本的にバイク買取業者に査定してもらうことは可能です。
その上で、買取業者によっても最低額が変わってくるので、できるだけ多くの買取業者に相談することをおすすめします。