「事故車や不動車もしくは故障車でも、バイクの買取はしてもらえるの?」という疑問を持っている人も少なくないでしょう。

そんな人達のために、先に結論を述べておきますが、状態の良くないバイクをできるだけ高く買取してもらう際のコツは「バイク買取業者による一括査定」であり、事故車や不動車もしくは故障車のバイク買取においてこれを知っているかどうかで損得(ケースによっては数万円前後)が大きく分かれます。

故障するたびに修理を繰り返していると気が付いたら「修理費用が莫大にかかっていた」というケースもあるので、修理費用があまりにもかさむようであれば、一度バイクを買取に出してから乗り換えたほうが断然お得です。

以下では、状態の悪いバイクを高額買取してもらう方法をご紹介するので、参考にしてみてください。

■目次

そもそも事故車・不動車・故障車の「定義」とは?

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【事故車】事故が原因で動かなくなったバイク

事故車のバイクとは、その名の通り「交通事故が原因で動かなくなったバイク」のことを指します。(「自損(自爆)」「物損」「人身」など事故に関わったバイク全般のことを「事故車」と表現します。)

軽微な事故であればカウルの破損やハンドルの変形で済むことがありますが、軽微でも当たり所が悪いとフレームが歪みます。

また、フレームに傷(深くて爪がひっかかる)が入ってしまうと査定額に大きくマイナスを与えてしまいます。

バイク比較.comでは、事故車でも生きているパーツの価値を見い出して買取してくれる会社も存在するので、「少しでもバイクを現金に換えたい」と考えている方は一度使ってみることをおすすめします。

『関連記事』事故車のバイクとはどのような状態を指すのか?

【不動車】(主に放置が原因で)動かなくなったバイク

不動車のバイクとは、主に「長期間の放置が原因で動かなくなったバイク」のことを指します。

すなわち、「(元々動いていて)故障でも事故でもなく、方っておいたら動かなくなったバイク」です。

他の2つ(事故車、故障者)の中でも、容易な修理で販売(再販)できる可能性があり、この中であれば一番高価買取が目指せるでしょう。

自身でバイクを修理して直せるのであれば、「実働車」にしてから買取に出すほうが間違いなく高く買取してもらえます。

【故障車】故障が原因で動かなくなったバイク

故障車のバイクとは、主に「バイクのトラブルが原因で動かなくなったバイク」のことを指します。

元々動いていたものが、エンジンの消耗や突然の電装トラブルなどで突然動かなくなってしまい、修理に費用がかかるために乗り続けることを断念した人も少なくないはずですが、そのようなバイクのことををまとめて「故障車」と呼びます。

故障箇所の特定は目視で断定できないことが多いものの、突然動かなくなる原因は、(セルでエンジンが回る限り)「レギュレーター」や「オルターネーター」「イグナイター」などの電装トラブルと見て間違いないでしょう。

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事故車・不動車・故障車のバイクのおすすめ売却(処分)先

対象となる会社 かかる費用 おすすめ度
バイク買取会社 買取もしくは無料での引き取り(処分料がかかるケースもある) ★★★★
バイク販売店(ディーラー) 無料での引き取り(処分料がかかるケースもある) ★★★
産廃業者(産業廃棄物処理会社) 無料での引き取り(処分料や運搬費用がかかるケースもある)

【バイク買取会社】で買取してもらう

バイク買取会社は、「バイクの買取に特化」した会社であり言葉の通り「(本来費用が発生するものをお金を出して)買い取ることができる」のがバイク買取会社の強みです。

少し都合が良すぎると感じるかもしれませんが、バイク買取会社がいなければ、バイク販売店が良い中古バイクを仕入れることが出来ないのが現実なのです。

基本的に査定自体は無料で、出張でバイクがある場所まで来てくれるので手間なくバイクを手放すことができます。

『関連記事①』バイクを売る方法と高く売るための5つのコツ

『関連記事②』原付バイクの買取で損をしないためのポイントとは?

【バイク販売店(ディーラー)】に引き取りしてもらう

事故や故障によって動かなくなってしまったバイクをバイク販売店(ディーラー)に持っていき引き取りしてもらうのも一つの方法です 。

バイク販売店(ディーラー)が欲しいと思っていたバイクであれば、仮にどんなに調子の悪いバイクであってもいくらかで買取してもらえる可能性もあるので、少しは期待してみてもいいかもしれません。

廃車代行にかかる費用は「平均25,000円」もする?!

ただし、基本的にボロボロで再販不可能と判断されてしまうような状態のバイクであれば廃車という流れになるので、バイク販売店(ディーラー)にいわゆる「廃車代行」をしてもらう形になります。

この場合、一般的な廃車費用が25,000円となっており、これがそのままコストになると考えておいて問題ないでしょう。

バイク販売店(ディーラー)も商売なので、「廃車をお願いします」といきなり言ってしまえば費用を請求されてしまいますが、「下取りしてください」と依頼すれば次のバイクの値下げができるかもしれません。

【産廃業者】に引き取りしてもらう

「産廃業者(産業廃棄物を処理する業者)」をまちなかでよく見かける人も多いのではないでしょうか?

このような会社に依頼をするデメリットとして、一度相談をすると断りにくいことです。

その理由は、遠方からわざわざ出張で来ている可能性があるからで、実は彼らにとってできるだけ不用品を回収することで「運搬費用」や「処分料」を請求することが目的なのです。

彼らにとって、ボロボロになった事故車や不動車のバイクを「鉄」や「ステンレス」として売ることで利益を出し、また「処分費用」という名目で「手間賃」を稼いでいます。

引取してもらう側としては、出費をすることが殆どですが、換金してもらえるケースも0ではありません。

その場合は「(状態が悪くても)価値がある」と判断されたことになるので、買取であればさらにもう少し値段がついている(ついていた)かもしれませんね。

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事故車・不動車・故障車が高く売れる6パターン

サイコロの目が6の画像

① どこかに販売(再販)できる可能性が残っている場合

販売できる可能性について、あなたがこのバイクを「友人に売ることができるバイクか」と想像してもらえば査定士と近い考え方になります。

バイク買取会社も小売や業者オークションに流すほうが利益があるため、まず第一にその可能性を探ってバイクを見ていきます。

仮にあなたが「売れるバイクじゃない」と思っていても、二輪業界では需要のあるバイクかもしれません。

それを知るためには一括査定で複数の業者の目で確認してもらう以外、今のところ他の手段を探すのは困難でしょう。

② パーツオークションで売れる可能性が残っていた場合

①が難しいとなれば、「売れるパーツは無いか」という視点でバイクを見ていきます。

一括査定の場合、各社が独自の販売ルートでパーツの価値を見い出していくので、高価なパーツがあれば必ず査定士に伝えましょう。(キズや摩耗が少なければ買取の対象になります。)

『関連記事』バイクパーツ・用品を最高額で買取してもらうためには?

③ バッテリーが上がっているだけだった場合

買取においては高評価を得られる可能性が高いケースです。

「バッテリー上がり」はバイクを所有する方の中で一番多いトラブルで、バッテリーを交換するだけで問題なく動く場合があります。

また、ジャンピングや押し掛けでエンジンが掛けられる場合でも同様でさほど査定額にマイナスの影響はないと言えるでしょう。

④ 不動車である期間が短かった場合

放置された期間が短ければ短いほど「実働車」に戻せる確率が高まります。(不動車として放置されている期間が長ければ長いほど、各部に劣化が進行し、タンクや、フロントフォークがサビてくるため査定額にも悪影響を与えます。)

あなたが「もう乗らないかもしれない」「直してもお金かかりそうだし面倒」と思っているのならば、すぐに一括査定での査定依頼をすることをお勧めします。

⑤ どこが故障したか明確である場合

「壊れた部分が判明しているかどうか」は買取において重要な要素と言えます。

バイク買取会社は、故障部分の修理も含めて見積りを出すため、壊れている部分が明確であればあるほど買取額を引き上げることができます。(買取した後に余分な修理箇所を見つけてしまうリスクを軽減できるため)

逆に言えば、「どこが壊れているかわからないような不動車」は、不安材料が多く高額な買取に踏み切れないのが査定士の本音なのです 。

⑥ 屋内保管していた場合

屋内で保管されている車両は、たとえ不動車であっても非常に良い状態で保管されている場合があります。

各パーツの錆や劣化が少ない旧車などは、不動車にも関わらず驚きの買取価格が提示されることもあるでしょう。

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バイク買取会社に事故車・不動車を売却する3つのメリット

【メリット1】手続きがとても簡単

自分で事故車や不動車を売却(処分)しようとすると手間や費用が掛かってしまいますが、バイク買取会社に依頼をすれば面倒な手続きや書類の手配なども代行してくれるため、余分なコストが掛からなくて済むケースがほとんどです。

『関連記事』バイクの買取(売却)に必要な書類まとめ

【メリット2】すぐに買取に来てくれて、すぐに現金化できる

バイク買取会社は、「バイクを買取することに特化した会社」なので早いとその日のうちに査定(買取)に来てくれます。

また、例えばバイク王の場合、買取金額が3万円以下であればその場で現金で支払いしてくれるので現金化も非常にスムーズです。(3万円を超えた場合は後日、一週間以内を目途に口座に振り込まれます。)

金額や振込までの期間はバイク買取会社によって異なるため、いろいろな会社を比較してみることをおすすめします。

【メリット3】ローンが残っていても大丈夫

ローンが残っている場合でも、バイク買取会社の場合は「 精算業務」も代行してくれて、差額分は後日口座に振り込まれるので安心です。

『関連記事』ローンが残っているバイクを賢く買取してもらう方法

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一番良いバイク買取会社を見つける方法

ルーペで何かを見ている画像

複数の会社の査定額を比較できる「一括査定」がおすすめ

そもそも、バイクの買取(査定)額がどのようにして決まるのかを説明しましょう。

あなたが愛車を売却しようとA社とB社を査定に呼んだとします。

まずA社が、「このバイクを買取すれば30万円でどこかに売れる」と判断しかつA社が利益率30%で考えている場合、上限の買取額は 21万円(30万円の70%)になります。

そこ後、B社という買取業者が「このバイクは40万円で売ることができる」と判断し、A社同様の粗利率30%で考えている場合、上限の買取額は28万円(40万円の70%)になります。

何が言いたいのかというと、もしA社だけの査定で終わらせてしまうと、8万円も損をしていたことになります。

これはバイク買取全般に言えることなので、事故車でも不動車でも関係ありません。

バイク比較.comなら「最大6社に無料一括査定」ができる

バイク比較.comのロゴ画像

バイク比較.comを利用すれば、流通先が「業者オークション」の会社から「パーツにばらしてのネットで販売」の会社まで、様々な流通経路を持ったバイク会社のうち最大6社に無料で一括査定を依頼できます。

一度値段がつかないと言われてしまったバイクでも買取してもらえる可能性はゼロではなく、中には、事故車や不動車の買取を得意としているバイク買取会社も存在します。

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事故車・不動車バイクの買取が得意なバイク買取会社(バイク比較.com)

会社名 特徴
バイク王 買取実績は業界ナンバーワン。海外への輸出も行っているためどんなバイクでも全国で査定可能。
バイクエース 近畿と関東で知名度の高いバイク買取会社。査定士の対応が丁寧で、パーツの知識が非常に豊富のため事故車や不動車の買取も得意としている。
A-parts 中部地方のバイク買取に強いバイク買取専門店。オークションサイトに1万点以上を出品する実績があるため、パーツ単位での細かい査定が得意。

ここで注意が必要なのですが、全ての会社が全ての流通経路を持っているわけではありません。(例えば、輸出はできるけれどパーツ販売ができない会社もありますし、会社によってはどの流通経路も使えないといったケースもあります。)

すなわち、あるバイク買取会社では全く値段がつかなくても、別の会社だといくらかで買取できるケースもあるということを頭にいれておきましょう。

バイク比較.comでの事故車・不動車バイクの買取実績

メーカー バイク名 事故の経緯 買取金額
ホンダ VFR400Rの事故車・不動車 単独での自損事故 5,000円
スーパーカブ90カスタムの事故車・不動車 前走行車の急ブレーキによる衝突事故 10,000円
ライブディオの事故車・不動車 前走行車の急ブレーキによる衝突事故 10,000円
ヤマハ VOXの事故車・不動車 雪道でスリップしフロント周りが大破 20,000円
ハーレーダビッドソン FL(アーリーショベル)の事故車・不動車 個人売買のためメカニカルトラブルが多発 1,400,000円

【よくある質問①】なぜバイク買取会社は事故車や不動車でも高額買取できるの?

高速道路の画像

もちろんバイク買取会社もビジネス(商売)なので、利益にならないバイクは買取できません。

しかし実は、多くの人が思っている以上に状態が悪いバイクであっても十分価値があるケースが多く、中古バイクの流通方法が大きく鍵を握っています。

今回は、事故車や不動車が買取されてからどのように流通していくのか代表的な例をご紹介します。

【代表的な流通方法1】バイクを修理してから販売する

例えば、ずっと放置をしていてエンジンがかからなくなってしまったケース。(バッテリー上がりなど)

このような場合、新しくバッテリーを入れ替え、放置でさびてしまった部分をきれいにすることで再販することが可能です。

また、事故車の場合でも外装の損傷のみであれば、外装の付け替え等で再販可能になるケースがあります。

バイク買取会社にとってはメジャーな再販の方法のひとつで、主に修理や整備の技術が高い会社が得意としている方法です。

【代表的な流通方法2】(バイクを分解し)パーツで売る

例えば、事故でバイクがフレームまで曲がってしまうと、残念ながら修理をしても利益が出る金額で売却することは難しいです。

しかし、綺麗なノーマルパーツやエンジンは、十分利益になる可能性があります。

特に、流通量が多く人気のバイクであれば、パーツだけでも需要がありパーツだけでも十分利益を見込むことが可能なのです。

【代表的な流通方法3】海外に輸出する

例えば、かなり長い期間放置されていた不動車バイクの場合、バイクを直すことはできても、国内では既にまったく人気がなくなっていることがあります。

しかし、世界で流通しているバイクの60%が日本製だといわれるくらい、世界での日本製オートバイの人気は高く、国内で人気がなくなってしまったバイクでも海外では高く販売することができるということを知っておきましょう。

また、日本人に比べて外国人は、外装の傷等にうるさくありません。

軽度の事故で国内では再販が難しくても、海外ではそのまま販売できて利益につながるケースもあるのです。

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【よくある質問②】バイクの「転倒歴」と「修復歴」の違いは?

「修復歴あり」=「フレームを修正した痕跡が残っている場合」

修復歴は、基本的に「フレームの修復歴」のことを指します。

バイク会社は、買取したバイクを店頭に並べるとき、フレームの修正があれば「修復歴あり」の記載が必要なため、フレームに修正が入っているかをバイク買取会社の査定士は入念にチェックしないといけないのです。

幸いにも、外装等のみの損傷でパーツ交換のみで修復できる場合は「修復歴あり」には含まれません。

そのため、たとえ事故を起こして不動車になっていたとしてもフレームに損傷がある車両よりは高い価値があります。

査定士はどうやって修復歴があるかチェックするの?

「曲がったフレームを修正するために板金する」又は「クラック(ひび割れ)の溶接」をすると、少なからず「痕跡」が残るため、査定士はその痕跡を見て「修復した跡がある」=「修復歴あり」と判断します。

事故や転倒したからと言って必ずしも「フレームが変形する」「クラックが入る」とは限りません。

事故を起こした場合、心配だからといって修理して痕跡を残し「修復歴あり」のレッテルを車体に残してしまうよりも、一度信頼のおける修理業者にフレームを見てもらうか、価値が高いうちにバイクを売却してしまう方が良いでしょう。

ちなみに、フレームの修正は非常に高額のため、フレームを修正できるのは「車両保険」に入っている人が大半です。(バイクのフレームを修正する程であれば、その修理代でバイクが一台買えてしまうケースもあります。)

「転倒歴あり」=「転んだ形跡がある場合」

「転倒歴あり」というのは厳しめの基準で、前オーナーの軽度な転倒や立ちゴケ等の不注意による転倒を含めます。

ちなみに「転倒歴無し」というのは、販売店に置く際もかなりの安心材料となるので高額買取の基本と言えるでしょう。

また、転倒歴はパーツ交換等で傷をごまかすことができてしまうため、基本的にはワンオーナーの車両が対象となります。

【よくある質問③】状態の悪いバイクを高く買取してもらうためのテクニックが知りたい!

放置していた期間を伝えよう

「不動車」においては「いつから放置していたか」を大体で良いので報告しましょう。

査定士にとってある程度の期間が分かれば診断する箇所が絞られ手間が減ることから、査定額を少しでも上げる要因になります。

動かなくなった経緯を伝えよう

あやふやでも構わないので、「いつ」「どのように」動かなくなったかできる限り説明をしてみましょう。

どんなにプロフェッショナルな査定士でも情報の少ない故障の原因を探すには時間がかかります。

なので、「一か月前、走行中に急に動かなくなった」や「昨日から急にエンジンの調子が悪くなり、動くけど加速が全くできない」など、今の症状に至った経緯を査定士に伝えると良いでしょう。

例えばの話ですが、あなたから「走行中に緩やかに停止してエンジンが掛からなくなった」と説明があれば査定士は「レギュレーター」の故障だったと推測することができるので、査定時間の短縮につながります。

バイクの保管状況を伝えよう

バイクの保管状況には大きく二つ、「屋内」での保管と「屋外(野外)」での保管があります。

屋内保管とは、雨や風にさられないガレージや車庫で保管されたバイクのことを指し、屋外(野外)保管に比べて「劣化が非常に少なく良い状態」を保っているケースが多いです。

屋外(野外)保管は、例えバイクカバーを被せていたとしても劣化を速めてしまいます。

地域による気候の影響もあるため一概に言えませんが、日頃から手入れをされて大事に保管されてきたバイクは必ず評価してもらえるので安心しましょう。

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