よく独特で変わり者が多いと言われ、その行動や言動はまわりから理解を得られにくいとされる【バイク乗り】ですが、みなさまのまわりにはどんなタイプのバイク乗りがいらっしゃいますか？
そんな不思議な生態を持つバイク乗りを、今回は11のタイプに分類してみました。
カーブで角度つけたがる「ローリング」タイプ
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革ツナギのバンクセンサーすれっすれに、もしくは火花散らせてヒザスリするほど、バイクをバンクさせることのみに執着しているバイク乗りのタイプです。
この手のタイプは、タイヤさえ付いていれば、台車だろうが、スーパーのカートだろうが、何でもハングオンしてしまいます。
そんな姿をもし街で見かけたときは、日頃の練習の成果なのか意外とライディングフォームが綺麗だったりするので、ぜひ注目してみて下さい。
周囲の目も気にせずスピード出しまくる「ベンジョンソン」タイプ
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1988年、ソウルオリンピックで世界記録9秒79を記録し、カールルイスを破って優勝したベンジョンソン。
しかしすぐにドーピングが発覚し、その金メダルは剥奪されてしまったのでした。
なりふり構わず薬に魂を売ったベンのように、周囲の目など気にせず最高速アタックをし続けるタイプのバイク乗りって居ますよね。
彼らがベンの如く、覆面パトにいづれ二輪免許を剥奪されないよう、心から祈るばかりです。
バイクをいじっているだけで幸せな「イジリー岡田」タイプ
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とにかくいつでもバイクをバラバラにするのが好きで、常に何かしらの作業ばかりをしているバイク乗りのタイプです。
自分が楽しむためにバイクに乗るのではなく、バイクのためにあちこち洗浄し、清掃し、ダストをとり、グリスアップをします。
まるでアイドルを立てるために自らがヨゴレとなり、アイドルファンが喜んでくれることにやりがいを感じているイジリー岡田の生き様そのもののようですね。
やたらバイクを光らせたがる「イカ釣り漁船」タイプ
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光に寄ってくる習性があるイカを釣りやすくするために、夜の海を漁火と呼ばれる照明で照らす、イカ釣り漁船。
LEDの一般化に合わせ、夜になると青や白のLEDに彩られた煌びやかなビクスクが、海ではなくストリートに随分増えてきました。
彼らがバイクを光らせて狙うのはもちろんイカではなく、きっとカナブンや蛾といった夜光虫なのでしょうね。
信号待ちが鬱陶しくて死にそうになる「マグロ（カツオ）」タイプ
マグロやカツオなど「回遊魚」と呼ばれる魚は「眠っている間も泳ぎ続ける」と言われてます。
なぜなら「泳いでいないと呼吸ができない」から。
「走りを止めたら息ができない」まさしくそんな回遊魚の如く、赤信号中もがき苦しんでいるバイク乗りを良く見かけます。
彼らは大洋を渡る回遊魚のように、朝夕関係なく、ガソリンの続く限り、日々ストリートを走り抜けていくのでしょう。
夜になると走り始める「夜行性」タイプ
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「盗んだバイクで走り出す～ 行き先も解らぬまま～ 暗い夜の張りの中へ～」と、歌いながら夜にコンビニ以外の場所へと走り出すバイク乗りのタイプです。
彼らは覚えたての煙草をふかして、星空を見つめながら、自由を求めているだけなので、多少の排気騒音はあるかもしれませんが無害です。
実際のバイクも盗んだものではなくて、ちゃんと法定登録してある任意保険加入車なので、安心して良いでしょう。
事故って怪我してもバイクにのり続ける「矢吹丈（ジョー）」タイプ
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なんど事故っても、なんど怪我しても、あしたのジョーの主題歌の如く「だけどルルル～ あしたはきっとなにかある～ あしたはどっちだ～」と、何かを真っ直ぐに信じてバイクに乗り続けているバイク乗りが居ます。
彼らは、ホセメンドーサとの闘いを終えたジョーの名台詞「燃えたよ… まっ白に… 燃えつきた… まっ白な灰に…」のように、プラグがまっ白に燃え尽き、まっ白な灰になるまで、バイクに乗り続けることでしょう。
やたら後ろに女の子を乗せたがる「石田純一」タイプ
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体が密着する上に、吊り橋効果も高いと言われるタンデムデート戦術で、確実に女性を落としにいくバイク乗りのタイプです。
彼らは、この戦術の成功体験が高いことを知っているので、愛する妻と顕微授精で第三子まで子作りしながらも、女子大生好きを公言している石田純一のように、半永久的にこの戦術を取り続けることでしょう。
バイクも女も乗り換えスパンがやたら速い「いしだ壱成」タイプ
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車検の度に新車に乗りかえてしまう、バイクを複数台所有してしまう、バイク収集癖が止まらない、そんな次々バイクを乗り換えちゃうタイプって居ますよね。
まるで二度目の離婚をした後たった二カ月で、十九歳の新恋人が発覚しちゃったいしだ壱成のようで、女性的には冷ややかな目で見てしまいます。
一台のバイクをメンテしながらずっと乗り続け、その経年を楽しむというバイク乗りの方が、硬派でワイルドな魅力があるよと教えてあげましょう。
誰かがいないとはしれない俺タイプ
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「何人（なんぴと）たりとも俺の前は走らせねぇ」というのは有名なレース漫画エフの名台詞ですが、何人（なんぴと）がいないと走れないバイク乗りも存在します。
追い抜く誰かがいないとつまらないのか、孤独な乗り物であるバイクで孤独に走るのがさみしいのか、もしくは買ったばかりのインカム相手が欲しいのか、その真相はわかりかねます。
この手のタイプは基本的に方向音痴でルートも相手任せの場合が多く、かまってちゃんバイク乗りの可能性が高いでしょう。
身体が大きくて原付が小さく見える「くまの曲芸」タイプ
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リアタイヤの接地面がぺちゃんこになってたり、シートの沈み感がハンパなかったり、リアサスがグニャグニャにへたっていたり、ヘルメットから後頭部がはみ出してたりと、明らかに巨漢の男性がサイズの合わない原付に乗ってしまっているキュートなバイク乗りです。
体重150キロくらいの大男にホンダのモトコンポあたりを乗ってもらいたいものです。
おわりに
さて、バイク乗りのタイプ別11分類、いかがでしたか？
前述している石田純一、いしだ壱成親子のタイプについては、皆が羨むモテ男たる故の引用であることをこちらで補足させてください。
この記事をきっかけに、今までちょっと近寄りがたかった個性的なバイク乗りの本音が、みなさまに少しでも伝わると良いなと思っています。
ちなみに。
くれぐれも彼らはネタではなく大真面目にやっていることので、けして笑ってはいけませんよ。
