【ホンダ ズーマー】生産終了によるズーマーの買取相場の変化

ズーマーは、平成28年度の排ガス規制等によって2017年を最後に生産終了となりました。

2017年9月1日からは「EURO４（2016年度版）」の排ガス規制をクリアしていないバイクは生産してはいけない事になり、ズーマーは生産が終了してしまったのです。

なぜ生産終了になったのかは以下で詳しくご紹介致します。

■目次

排ガス規制のおかげでズーマーの価値は上昇中？

ストリート原付スクーター代表であるズーマーの生産終了を惜しむファンの声は多く、バイク業界ではこぞってズーマーを求めている動きがみられます。参考にしたいのは以下のグラフ。ヤフオク！の落札相場とバイク比較.comの買取相場を比較したものをご覧ください。

ズーマーの相場を独自調査していたところ、過去の売却履歴まで追ってみていくと結果は表のとおり、徐々に相場が上がっている事がわかりました。ズーマーの価値は確かに上がっていることが分かります。

人気のズーマーがなぜ生産終了になってしまったの！？

2001年に発売されてからの16年間、個性派原付50㏄バイクの代表として今だに売れ続けているズーマー。

前後極太タイヤでオフロードでもグイグイ走る機動性と、フレーム内のスペースに荷物が載せられる利便性が、若者層を中心に大人気のネイキッドスクーターが、なぜ生産終了という事態になってしまったのでしょうか。

ズーマーを生産終了に追い込んだ排ガス規制って何？

それは2016年10月に施行された排ガス規制、EURO4のせいにほかなりません。

従来の規制からして大幅に、CO（一酸化炭素）、HC（炭化水素）、窒素酸化物（NOx）といった成分を削減しないといけなくなったのです。

2007年10月のマイナーチェンジで、排出ガス規制対応のため燃料噴射装置を搭載したことで当時の基準をクリアし、いったんは生産を続けることが出来ていました。

この変更のおかげでしばらくはズーマーの生産は続くものだとファンは安心したことでしょう。

ところがそんなホンダの企業努力もむなしく、ズーマーは今回の厳しすぎるEURO4の規制には適合することができませんでした。

そんな事情から、ズーマーは2017年から生産できなくなってしまったのです。

ズーマーは今後復活できるの！？再生産の目途は？

実は、ズーマーは海外向けカスタムモデルのズーマーXとして2012年にタイで市販化されています。

これは国内の50ccモデルよりボリュームを増やした角型スタイルの、108㏄空冷4ストロークエンジンを搭載したもので、前後12インチホイールというスポーティなデザインになっています。2013年からはタイから正規輸入して日本国内向仕様車も販売もされました。

そして新しい規制がはじまった2016年にズーマーXも生産が終了しました。どうやらタイでは新型ズーマーXの開発がすでに発表されたようですが、これがまた日本国内向仕様車として販売されるかどうかは何の情報もありません。

また、日本国内での原付の販売台数は深刻です。新たに日本向けに開発を行ってまで販売する事はできないということでしょうか。 上記の理由から予想すると、ホンダが新たなズーマーを発表すること今のところなさそうです。

ズーマーを高く売るなら価値が上がっている今がベスト

ホンダズーマーの現在の価値（2018年1月末）は以下のように高騰しています。 本格的なバイクシーズンに突中する3月までは高水準のままだと予想されます。 乗り換えや売却をご検討中なのであれば、今が良いタイミングですよ。

最も「バイクらしさ」が残るバイクとしてズーマーが大きな注目を浴びている事を忘れてはいけません。苦くも排ガス規制によって生産終了を余儀なくされてしまったズーマーですが、これをきっかけに、ズーマーの価値が見直されているからです。

そのため、「ズーマーは良かった」と多くの人に認知されている今が、最も高く売るための良い時期なのです。実際の価値は予想したり調べるよりも、複数の買取業者に見てもらうほうが正確です。愛車の価値を一度確かめてみてはいかがでしょうか。

ホンダがズーマーを生産中止にした本音のところは！？

ホンダが人気車種ズーマー生産終了の決定を下した理由として、他には以下が考えられます。

ズーマーは他の原付バイクと比べて新車価格が高め

50㏄の原付スクーターであるズーマーの新車価格は24万円と、タクトやディオといったホンダの他の原付スクーターのラインナップから考えると生産コストがかかるためか、かなり割高に感じられます。

そしてズーマーの購入を検討しているユーザーの口コミを見ても「もう少し安ければ買うのに」といった新車価格への不満の声が多く目につきます。

ホンダは若者層のバイク離れ、少子化などを考え、ただでさえ割高なズーマーを規制に対応させるべく更に開発費用をかけて新車価格を上げてモデルチェンジをしたとしても、さほど売れないだろうと考えたのではないでしょうか。

ABSの義務化が2018年10月に控えていた

全てのバイクが2018年10月にABSの標準装備が義務化されるのをご存知でしょうか。

2018年にはABS（アンチロックブレーキシステム）の義務化による車体価格の上昇が考えられるのです。以下はABSが装着されたバイクのホイールです。

出典：news.yahoo.co.jpbylinesagawakentaro20141205-00041213

ABSを装着すれば車体価格は平均して「5万円」あがると言われています。

ズーマーは新車価格が24万円と、原付スクーターのなかでは高級なラインです。

ABS標準装備はホンダにとって、ただでさえ高級ラインのズーマーを、更に高めに価格設定しなければならなくなるネックになったのではないでしょうか。

ただABSは価格があがるデメリットよりも、急ブレーキによる事故を減らす事ができるメリットのほうが大きいです。

もしズーマーがフルモデルチェンジすることになって、ABSがついたとしても、5万円で安全なバイクライフが実現すると受け止めて良いと思います。

生産終了になって更に価値が高まったズーマーの売り時は今！

ズーマーは、遊び心にあふれた新感覚の50㏄のネイキッドスクーターとして、スチールパイプフレームがリアにそのまま組み合わされています。

そのフレーム空間のおかげで、大きな荷物を搭載することも可能になり、整備資格がない人でも様々な部品にそのまま手が入れられるので、カスタムも簡単と大好評になりました。 そんな他に類を見ない、唯一無二の原付スクーターですから、生産終了後もまだまだ人気は続くでしょう。

なのでこれからもズーマーの価値はどんどん値上がりしていくと見て良いでしょう。しかしズーマー熱が少し冷めたあたりから相場が落ち着くかもしれません。

あなたのバイクの価値を知るためには？

バイクの相場は一体いくらになっているのでしょう？衝撃的な排ガス規制があってから、多くのバイクの価値が上昇傾向にあります。そのため、本当に価値が上がっているかどうかは実際に査定してみないとわかりません。一括査定をつかって愛車の価値を調べてみてはいかがでしょうか。

ズーマーのカスタムをご紹介します！

ズーマーは今や原付スクーターカスタムの定番ベース車

出典：www.racingworld.co.jp

出典：www.mikip.net

出典：www.mikip.net

出典：www.tumblr.com

出典：shop.genesis-ec.com

出典：zerocustom.jp

ズーマーとズーマーX

ズーマー、\243,000

ファイアリーオレンジ

出典：www.honda.co.jp/ZOOMER/color/

ブラック

出典：www.honda.co.jp/ZOOMER/color/

シャスタホワイト

出典：www.honda.co.jp/ZOOMER/color/

カムフラージュグリーン-R

出典：www.honda.co.jp/ZOOMER/color/

ズーマーX、\278,640

マリーゴールドイエロー

出典：www.honda.co.jp/ZOOMER-X/

ゲイエティレッド

出典：www.honda.co.jp/ZOOMER-X/

ロスホワイト

出典：www.honda.co.jp/ZOOMER-X/

テクタイトブラックメタリック

出典：www.honda.co.jp/ZOOMER-X/

ズーマーのスペックをご紹介します！

以下では、ズーマーの最終型の基本的なスペックについてご紹介いたします。

ズーマーのカスタムやメンテナンスの基本規格

取扱説明書による推奨オイルは、ホンダ純正ウルトラE1です。

オイル容量はオイル交換時に0.6 Lです。

オイル交換時期は初回は走行1,000km、または1ヶ月で、以後は走行6,000 km、または1年ごとなっています。

【注目】一括査定ではなくお試しでの査定を希望する方へ

バイクを売却しようと考えている人の中には、「一括査定はハードルが高い」「大手の買取会社だけに査定してもらいたい」といった人も少なからず存在します。バイクを売却する方法は決して「一括査定」だけではありません。「一括査定」以外のバイクの売却方法を知った上で、あなたにあった売却方法を選択するようにしましょう。