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【バイク女子】マレーシアのレンタルバイクが爆発的に安かった話

【バイク女子】マレーシアのレンタルバイクが爆発的に安かった話
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バイク比較 (ばいくひかく)
ライター

アジア一の親日国とも言われるマレーシアは、びっくりするくらいバイク大好き国家だということをご存知ですか?

マレーシア最大の首都クアラルンプールでは、ヤマハやホンダといった日本メーカーの125㏄クラスのバイクが数えきれないほど走っていますし、それらの街頭広告やテレビコマーシャルもあちこちで目に入ります。

日本ではバイクのテレビコマーシャルなんて皆無なので、あまりの文化の違いに驚いてしまいました!

今回はそんなバイク大好きマレーシアのリゾート、ランカウイで女一人レンタルバイク旅にチャレンジしてきましたよ

タクシーで観光するよりも自由度があったし、機動力も高かったし、なによりコスパ最強だったので、私的には断然お勧めです!

■目次

「安くて時短」にもなる!ランカウイのレンタルバイク

ランカウイで撮った自分とバイクの画像

大人の楽園と呼ばれ、日本人も少なく、北米系ハネムーナーに人気のランカウイ(マレーシア)ですが、島内の交通の便は良くはありません。

主要な町にはタクシースポットが多くあるので往路は困らないのですが、復路は何もありません。

走っているタクシーを捕まえようにも、その多くは賃走状態です。

そんなわけで最近観光客を中心に人気となっているのがレンタルバイクなのです。

タクシーやレンタカーよりも安く、手軽で、思い出に残る自分だけの旅が出来る!と、旅行者の口コミも上々です。

そしてランカウイのレンタルバイクは、タンデム走行出来る100㏄程度のスクータータイプが主流なので、カップルで利用も出来ちゃいますよ。

ランカウイの美しい手つかずの海や山、世界遺産にも登録されている自然美を感じながらデートツーリングなんてとてもロマンチックですよね。※今回は女一人旅です。

【実際に借りてみた】ランカウイでレンタルバイク!

出典:4travel.jp/travelogue/11137775

ランカウイでホテルが密集している地域は、パンタイチェナンクアタウンという2つの大きな町です。

なので観光で訪れた場合、このどちらかの町がレンタルバイクの旅のスタート地点になるはずです。

パンタイチェナンにも、クアタウンにも、そこらじゅうにレンタルバイクの店が点在していますよ。

なんとレンタル費用は「日本の四分の一」

パスポートと日本の免許証、ホテル名と部屋番号、一日あたりのレンタル代(30MR)とデポジット代(100MR)さえあれば、大体どこの店でもレンタル可能になっています。

※「1MR」=「27円」(2017年11月のレート)

すなわち、レンタル代は約810円、デポジット代は約2,700円という計算になります。

日本でレンタルバイクを借りると排気量の小さなスクーターでも4時間で3,300円くらい、ランカウイ価格がいかに破格値か、わかりますよね。

そして何か特別なハプニングが起こらない限り、このデポジットはバイク返却時に全額返還されるのでご安心ください。

ちなみにランカウイのタクシー料金は、30分程度の賃走で810円、レンタカーは小型一日で3,240円でした。

ランカウイのレンタルバイクは、最強のコスパ力だったのでした。

国際免許無し、二輪免許無しでもOK?!ランカウイの交通法はだいぶ適当だった!

出典:cdn-ak2.f.st-hatena.com

ランカウイでレンタルバイクするときの日本の免許証の種類ですが、大概のレンタルバイク店が普通自動車免許証でレンタル可能となっているようでした。

ランカウイは日本ほど交通法が厳しくないのか、レンタルバイク店が商売優先だからなのか、レンタル時に運転免許の種類は特に何も問われませんでした

※ただしこれはあくまでレンタルバイク店と客の契約上の話で、現地警察には通用しないので、自己責任であしからず・・・。

免許証を写メで撮られ、店員から指示される書類にサインをしたら、いよいよ念願のバイクキーとヘルメットが手渡されましたよ。

ガソリンリッター54円!さすがの「石油産油国」!

出典:4knn.tv

ランカウイのレンタルバイクでは、日本のように満タン返しルールが無いので、レンタル後すぐにガソリンスタンドへ給油に行く必要があります

マレーシアは石油産油国なので、ガソリンの値段が日本と比べて半値以下なんです。

タンク空めのスクーターにガソリン満タン入れても約81円(3MR)でした

ランカウイのガソリンスタンドは、日本でも最近よく見かけるようになってきたセルフ給油型式です。

カウンターの店員に給油する機械の番号を告げ、給油後また店員に声をかけてその場で支払うというスタイルでした。

レンタルバイク返却のときは、「ざっくり」「ゆるゆる」が普通?!

ランカウイのレンタルバイクには、借りたときのガソリン量と同じくらいの量で返却しようねという、ざっくりとした暗黙のルールがあります。

なので半分くらいで借りたなら半分くらいで、少量であれば少量くらいで、返却をしました。

レンタルバイク店の店員に借りていたキーとヘルメットを手渡せば、全体をゆるゆるっと見回した後、デポジット100MRを全額返金してくれましたよ。

バイクで行きたい!ランカウイのお勧めツーリングスポット5選

イーグルスクエア【おすすめ度:★★★】

イーグルスクエアの画像

ランカウイ一のパワースポットとしてとても有名な、大鷲の巨大オブジェがそびえたつ無料の公園です。

レンタルバイクでアクセスするなら、車のパーキング横にスクーターや自転車を駐輪できるエリアがあります。

クアタウンから10分も走れば到着するので、プラっと訪れるには最強のツーリングスポットでしょう。

売店ではアイスやジュースが売られていて、海風を感じながら日陰で休憩をすることが出来ます。

地元カップルのデートスポットとしても人気らしく、綺麗なレストランも多くあるので、ロマンチックな雰囲気があります。

ランカウイの【ラン】は、マレー語の【ワシ】から来ていると言われていて、イスラームのメッカ方向に向かう大鷲の巨大オブジェは、本当に眺めているだけでパワーがみなぎります。

所在地 Kuah, 07000 Langkawi, クダー マレーシア
営業時間 24時間営業
バイクでのアクセス クアタウンから東へ10分

キリムリバークルーズ【おすすめ度:★★☆】

キリムリバークルーズの画像

世界遺産に指定されている美しいマングローブの森の中を、観光ボートに乗ってトレイル出来る予約不要のクルーズツアーです。

レンタルバイクでアクセスするなら、クアタウンから13キロほど一本道を北へ走り、ワイルドライフパークのT字路を右折すると到着します。

次から次へとボートが出ているので、15分の待ち時間でボートに乗ることが出来ました。

クルーズツアーにはイーグルの巣を訪れたり、コウモリ洞窟へ入ったり、ローカル魚の養殖場を見たりと、楽しいアクティビティがたくさん含まれています。

料金は、3時間のクルーズで一人あたり約6750円(250MR)となっています。

所在地 Jalan Air Hangat, Kuah, 07000 Langkawi, Kedah, マレーシア
営業時間 10時から14時まで
バイクでのアクセス クアタウンから北へ30分

ナイトマーケット【おすすめ度:★★★】

出典:langkawiclub.com/groumet/554

ランカウイでは曜日ごとに毎日どこかの町でナイトマーケットが開催されています。

これは滞在期間が限られている観光客からしたら、ありがたいことですよね。

フードの屋台はもちろん魅力的ですが、肉や魚、野菜、衣料品、雑貨まで何でも揃ってしまいます。

サテという串焼きをかじりながら、いろいろな屋台や露店を見て回るのはとても楽しいです。

レンタルバイクを数日借りて、いろいろな町のナイトマーケットをはしごするのもお勧めですよ。

所在地 165, Kuah, 07000 Langkawi, Kedah, マレーシア
営業時間 18時から22時まで
バイクでのアクセス クアタウン中心部

タンジュンルー【おすすめ度:★☆☆】

出典:asiancorrespondent.com

ランカウイのビーチで一番美しいと言われている、自然にかこまれた静かさと波の音を堪能できるビーチです。

レンタルバイクでアクセスするなら、クアタウンから20キロほど北上する、島の端に位置しています。

引き潮になると、ビーチから点在する沖の島まで歩いて渡ることが出来ます。

白い砂と青い海のコントラストが大変美しく、絶景を楽しむことが出来て、天気の良い日は隣国のタイまで見渡すことが出来ます。

ただし、残念ながら海の水は濁っているので、マリンスポーツや海水浴には適していません。

所在地 Jalan Tanjung Rhu, Tanjung Rhu, 07000 Langkawi, Kedah, マレーシア
営業時間 24時間営業
バイクでのアクセス クアタウンから北へ50分

パンタイチェナン【おすすめ度:★★☆】

パンタイチェナンの画像

ランカウイで一二を争う人気エリアで、いつも多くの観光客で賑わっているビーチ沿いの繁華街です。

マリンスポーツが人気で、バナナボートやパラセイリングを楽しむことが出来ます。

パンタイチェナンビーチからジェットスキーをレンタルしてガイドと共に島を周遊するコースツアーがお勧めです。

レンタルバイクでアクセスした後、ジェットスキーに乗りかえて、モータースポーツ乗り比べっていう感じで楽しかったです。

ジェットスキーツアーは4時間程度のパッケージで約18,900円(700MR)の価格設定が主流です。

所在地 マレーシア 〒07000 クダー ランカウィ
営業時間 24時間営業
バイクでのアクセス クアタウンから西へ30分

安さには理由がある?!ランカウイのレンタルバイクの注意点

注意点① 撥水ジャケットは必需品!スコールに注意!

出典:4travel.jp

ランカウイは、年中温暖な気候でレンタルバイク向きなのですが、熱帯モンスーン気候に属しているので雨季と乾季があります。

6月~11月の雨季の時期は、突然スコールが降り出したり、一部の地域だけが突然大雨になったりします

雨が降ると肌寒く感じられるので、撥水性のあるナイロンジャケットを着用してレンタルバイクに乗るのがお勧めです。

また晴れると日差しがきつく感じられるので、UVカットや日焼け対策としても使えちゃいます。

注意点② ヘルメットは現地でOK、グローブとゴーグルは持っていきたい!

ランカウイのレンタルバイク店では、バイクと一緒にハーフキャップのヘルメットも借りられます。

お世辞にも綺麗なヘルメットではないですが、まあかぶれないことも無いので、わざわざ持参する必要はありません。

しかし、グローブやゴーグルは無く、レンタルバイクすることが決まっているのなら持っていくのをお勧めします。

ライディング中に突然大雨に降られたりすると視界が悪くなりますし、道路中に虫も多いのでゴーグルがあると快適です。

また、グローブはグリップ力をアップさせるだけでなく、意外と焼けちゃう手の甲の日焼け対策にもなりましたよ。

注意点③ 地元民の「走り屋」が多い?!

ランカウイの街並みの画像

ランカウイの道路は、だいたい対向車線と走行車線の二車線道路なのですが、ローカルの車は反対車線からどんどん追い越しをかけて来ます。

追い越しをかけられた場合は、ローカルを優先にして、速やかに道端に寄せましょう

スープラやGT-Rといった、日本車をベースに改造した走り屋系の車も多いです。

またローカルの若者のバイクは、ノーヘルにタンデムが基本で、追い越しもグイグイかけて来ます。

マレーシア人は親日家で気の良い気性なのですが、車やバイクの運転に関してはかなりイケイケモードなので、観光客が道を譲ったほうが安全でしょう。

注意点④ 警察に賄賂?!良い子は真似しないでほしい「警察対策」

出典:www.cyclowired.jp

これはランカウイの都市伝説かもしれませんが、もしも交通違反で警察に捕まった時は警官に賄賂を渡すことで解決が出来ると、小耳にはさみました。

そしてその時、日本の免許証のみと、国際免許証があるときでは、警官から求められる賄賂の金額が倍ほど違うのだそうです。

警官に賄賂だなんて、日本では絶対に信じられませんよね!

この噂が本当なのか、嘘なのか、今回私は捕まらなかったので、確認はとれませんでした。

いずれにせよ危なそうな方法っぽいので、お勧めはいたしません。

また、観光客の交通違反は、ローカルの人と比べると、かなり厳しくとられるらしいです。

のんびりとしたイメージのランカウイですが、まれに山道で検問や速度測定があるそうです。

日本の普通免許でレンタルバイクは可能だと前述していますが、やはり心配な方は国際免許証を携帯していった方がより一層安心だと思います。

【まとめ】女一人で激安レンタルバイク旅!自力で旅してる感が超最高!

出典:www.wendytour.jp

女一人、激安レンタルバイクでランカウイを巡った今回の旅の感想としては、自力で旅をしている感が、ツアーやタクシーに比べて超絶ハンパない!と、いうものでした!

交通の便や時間をカバーするだけでなく、海や自然の匂いをダイレクトに感じたり、美味しいグルメの香りを楽しんだり、風の温かさを体感したり、目に飛び込んでくる美しい景色に癒されたり。

レンタルバイクだからこそより一層楽しめた充実した世界観がランカウイのレンタルバイク旅にはたくさんありました。

そして何より、他の乗り物と比べて、レンタルバイク旅はコストパフォーマンスも最高で激安!

みなさまも是非、マレーシアに行かれる際はランカウイをお気軽な気持ちでぷらっとレンタルバイク旅してみてくださいね。

ちなみに。

日本人の女一人で旅をしていたせいか、道中多くのマレーシア人バイク乗りに助けてもらえました。

道に迷ったときは通りすがりのスクーターのおじさまが目的地まで同行してくれましたし、たまたま道を尋ねた配達バイクのお母さんは「おやつにどうぞ」って美味しいトウモロコシをくれました。

マレーシア人って本当に優しくて親日家だなぁと、ほっこりした思い出残る旅になりました。