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中古バイクを購入するときに走行距離は気にするべき?

中古バイクを購入するときに走行距離は気にするべき?
ライター名
バイク比較 (ばいくひかく)
バイク比較.com 編集長| ホンダ / NSR250R
バイク歴10年。今まで売ったバイクは10台以上。事故歴3回。バイク比較.comのコンテンツを制作している。修理が趣味で、休日はガレージから出てこない。2児の父。焦げ付いたスパークプラグが宝物。

中古バイクを購入しようバイク屋に行くと、必ずと言っていいほど「走行距離」の記載があるはずです。

この「走行距離」ですが、中古バイクを選ぶときにどのような指標となるのでしょうか?

今回は、中古バイクを購入するときに重要なポイントの一つでもある「走行距離」についてご紹介していきます

ちなみに、当たり前ではありますが、走行距離が増えれば増えるほどバイクの買取額は下がっていきます。

今のバイクに乗り続けるのか、それとも違うバイクに乗り換えるのか迷っている人は、走行距離を正しく理解して、賢くバイクを売却しましょう。

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バイクにおける「走行距離」とは?

走行距離は名前の通り、「そのバイクがどれくらいの距離を走ったのか」を表しています。

新車に近いバイクであるほど走行距離は非常に短くなっており、反対に古いタイプの中古バイクであればあるほど走行距離が長くなっている傾向にあります。

走行距離は「バイクの状態を直接表すもの」ではないので注意

それでは、「走行距離が長いバイク」=「状態の悪いバイク」と言い切ってしまって大丈夫なのでしょうか?

実際は、走行距離が長いからといってバイクの状態が悪いかというと、そうとも言い切れません。

なぜかというと、日頃から手入れやメンテナンスがされているバイクや無茶な運転が少ないバイクは走行距離が長かったとしても状態が良く保たれているケースが存在するからです。

5,000kmしか走っていない中古バイクと30,000km走っている中古バイクを比較してみても、日頃の手入れやメンテナンス次第では「30,000km走っているバイクのほうが価値の高いバイク」ということだって有り得るのです。

中古バイクを購入する上での「走行距離の目安」

バイクの寿命は一般的に「走行距離が100,000km以上」と言われている

これはライダーによって様々な意見がありますが、おおよそ100,000km走っているバイクであれば「相当走っているバイク」という認識を持つ人が多いでしょう

それだけ走っていればバイクの各パーツに異常が出る確率が高くなってくるため、もし購入したとしても残念ながらすぐに修理が必要となる可能性は高いです。

「少しくらい修理のリスクがあっても気にしない」という人であれば、価格の安い中古バイクの購入をおすすめします。

一方で、「あまりバイクに乗ったことがない初心者のライダー」や「できるだけ良い状態のバイクに乗り続けたい」という人は、中古バイクに比べて値段は高くなりますが新車を購入することをおすすめします。

修理費が高くつくのは「50,000km以上」と言われている

こちらも様々な意見がありますが、おおよそ50,000km走っていても「かなり走っている」バイクという認識を持つ人が多いでしょう。

見極めなければならないのが、目に見えない部品の摩耗です。例えばクラッチという重要な部品は下手な運転をすれば20000㎞も持たない部品です。大半の部品はだましだまし乗り続けても走ることができるため、50000㎞まで走ったあとに何もメンテナンスされずに売られている場合もあるのです。

また、整備記録がない場合など「どのようにメンテナンスされてきたか?」を確認できない場合はおすすめできません。

異音や異常が気になり始めるのが「30,000kmから」と言われている

ライダーの乗り方や環境などにもよりますが、おおよそ30,000km走っているバイクは「けっこう走っている」という認識を持つ人が多いでしょう。

多くのバイクは30,000kmを境目にバイクには何らかの問題が発生し始めると言われ、それは些細な異常に気が付かない人でも体で違和感を感じるほど顕著に表れてくる場合もあるのです。

異音というのは、段差を超えるときにガタガタいったり、高速を走っているときにハンドルの振動が増えたりということです。異常というのは熱を持ちすぎると故障する電子部品や、劣化しやすいゴムパーツの事です。

走行距離は「消耗品の消耗具合」を判断するのに役立つ

では「走行距離」は中古バイクを購入するとき、何の役に立つのかというと、以下のように考えておくと良いでしょう。

「バイクの走行距離」=「中古バイクの消耗品の消耗具合」

残念なことに、バイクに乗れば乗るほどバイクの各パーツ(エンジン、タイヤ、ブレーキなど)は劣化していきます。

そのため、走行距離が高いバイクほど「大きな修理が必要ではないけれど消耗が進んでいる」という認識を持っておくことが重要です

もし、走行距離が高くなっているバイクを購入することがあれば、こまめにメンテナンスをしてあげる意識を持ちましょう。

走りすぎて売れないと思っているバイクはどうする?

バイクを売るときの走行距離はあくまで「バイクの質を表す目印になっているだけ」という事を覚えておきましょう。「走りすぎているから値段がつかない」というのは間違った常識である事を、バイクに精通している人なら口を揃えて言うでしょう。

バイクの本当の状態を見て値段をつけられるのはバイク買取業者の専門査定士だけです。

たくさん走ってきたバイクでも、多くの買取業者に見てもらうことで思わぬ値段がつきます。あきらめずに一括査定で愛車を見てもらうことをおすすめします。

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中古バイクを購入するときの「走行距離」における注意点

「メーターが交換されていないか?」

中古バイクを購入する上で、一つ必ず気を付けなくてはいけないことがあります。

それは、中古バイクの走行距離を表す「メーター」が変わっていないかどうかです。

一般的にはバイクの走行距離といえば、メーターに表示されている数値のことを指しますが、そのメーターが何らかの理由で交換されているケースがあります。

もしメーターが交換されていることに気が付かずに中古バイクを購入してしまうと、「走行距離が短いバイクはずなのに不具合が発生しやすい」という不思議な状況に陥ります。

中古バイクを購入するときは、必ずメーターが交換されていないかどうかを店員に確認しましょう。

「不具合があったときに対応してくれる販売店なのか?」

上でも述べましたが、メーターが交換されているケースのほとんどが悪徳業者による仕業です。

しかし、大手の会社やディーラーでもない限り、その会社が悪徳業者かどうか判断するのは難しいでしょう。

そのようなときは、中古バイクへの「保証」があるかどうか確認しましょう。

バイク会社によっては、中古バイクの購入に対して「半年間保証」「1年間保証」というようなサービスが付いている会社もあります。

そのような会社を選んでおけば、仮に不具合が多く発生した場合でも間違いなく対応してくれるので安心です。