株式会社オークネット・モーターサイクルが、3月30日よりバイクユーザーのトータルサポートを行うWebサイト「バイクの窓口」をオープンしました。
また、同社は全国オートバイ協同組合連合会(AJ)と業務提携し「バイクネットAJ」も同時にリリースし、今までにない二輪ポータルサイトとしてユーザーが楽しめるコンテンツを中心に展開していく方針です。
新サイトスタートのきっかけとは?
情報流通支援のサービスを行っている株式会社オークネットが、今回の動きを見せた理由として以下の二点が挙げられます。
新たなバイクユーザーの発掘
近年、バイクの新車販売台数が減少傾向にあることはご存知でしょうか? 大きな原因となっているのが、「若年層のバイク離れ」です。
現在、バイクライダーの平均年齢は53歳と言われており、若年層のライダーがどんどん減少していることが大きな要因として挙げられます。
その状況に歯止めをかけるべく「バイクの窓口」と「バイクネットAJ」は、若年層やバイク初心者ライダー、またリターンライダーと呼ばれる40~50代など、潜在的にバイクに興味がある層が楽しむことができる多彩なコンテンツを用意することで、ふとした時に気軽に訪れたくなるようなサービスを目指し、快適で豊かなバイクライフをサポートしていくサイトを目指します。
既存のバイクユーザーだけでなく「バイクに少しでも興味がある層」にいる人がサイトに訪れ、コンテンツを楽しみながら最終的にバイクを購入してもらうことにより、バイクに乗る人口を増やしてバイクの産業の活性化を狙っていく方針です。
バイク販売店の活性化
「バイクの窓口」と「バイクネットAJ」の目的は、新たなバイクユーザーの発掘だけではありません。
バイク販売店の在庫管理による経営支援、査定依頼やレンタルバイクにおける集客支援、品質評価書などを利用した小売支援など、バイクの販売を通じてバイク販売店の経営をトータルでサポートしていく考えです。
また、バイク販売における従来のインターネット広告媒体では、コストパフォーマンスが悪いことが問題視されていましたが、今回オープンした新サイトへの掲載料は従来のインターネット広告媒体と比べて低価格に設定されており、ハードルが大きく下げられています。
どんなサイトなの?
バイクユーザーだけでなく、バイクに興味があるが所持していない人でも楽しめるコンテンツを数多く用意しています。
まず「バイクを探す」では、良質な中古車を購入できるようにサポートするコンテンツとなっています。
登録している各バイク販売店の在庫がデータベースとして保存されているため、豊富な車両情報の中から最もお気に入りの中古バイクを見つけることができます。
「バイクの窓口」でもっともこだわっているのが、「AIS認定品質評価書」です。
自動車公正取引協議会の品質評価基準をもとに、各バイクを検査し、評価をサイト上で公開することで、ユーザーは安心して質の良い中古バイクを手に入れることができます。
バイク販売店からしても、品質評価書が付いているバイクがあれば他社と差別化することができるでしょう。
他にも、「バイクを売る」ではバイクの査定依頼、「バイクを直す」では修理、「バイクを借りる」ではレンタルバイクなど、それぞれ取り扱いのあるバイク販売店が表示されます。
また、「バイクを楽しむ」では、最新のニュースから知って得する情報まで、バイクを楽しむための情報を配信します。
例えば、新しく発売されるバイクの情報やツーリングのおすすめスポット、最新のバイク業界のニュースなどを掲載することにより、既存のバイクユーザーだけでなく潜在的なバイクユーザーの囲い込みも行っていきます。
「バイクの窓口」と「バイクネットAJ」の方向性とは?
現在のバイク業界において、気軽にあらゆるバイクの情報を取得でき、なおかつ購買などのアクションも起こしやすいインターネットサービスは限られていたように思います。
今回オープンした2サイトは、「豊富なビジュアル」や「幅広いジャンルの記事」、「安心と信頼」を強みとしたコンテンツ作りを行い、新しい二輪ポータルサイトとして他サービスとの差別化を目指しています。
現在はまだどちらもオープンしたばかりのサイトではありますが、今後多彩なコンテンツが盛り込まれていくはずなので、どのような発展を遂げていくのか目が離せません。















