「日常の足」として、または「ツーリングなどの趣味」として、原付自転車やオートバイ(以下、どちらもバイク)に乗る方もたくさんいると思います。

しかし、バイクに乗らなくなった場合、「廃車にする」ことを検討する場合もあるでしょう。廃車と聞くと廃棄するように聞こえますが、実際は同じ意味ではありません。ですから、乗らない理由によっては、廃車にしなくていい場合もあるのです。

ここでは、「廃車とは何なのか?」や「廃車することのメリットやデメリット」に加え、「排気量別の手続きや費用」「売却という代替案」などについてご紹介します。

また、バイク買取業者に乗らなくなったバイクを買い取ってもらうという方法もあります。

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バイクの廃車とは?

「バイクの廃車」と聞くと、廃棄業者に処分を依頼して鉄くずになるか、パーツを抜き取られて草むらにサビだらけで放置されるといったことを思い浮かべるかもしれません。

しかし、廃車には「一時抹消登録」「永久抹消登録」の2種類があり、上記のようなイメージは永久抹消登録の場合になります。一時抹消登録であれば、処分せずに保管しておけば、「再登録」することで再びバイクに乗ることができるのです。

では、なぜ一時抹消登録の廃車は、バイクに再び乗ることができるのでしょうか?これは、バイクの廃車は、あくまで「バイクを公道で走れなくする」ということだからです。日本の法律では、バイクも車も公道を走るためには国に登録して、ナンバープレートを取得する必要があります。逆にいえば、公道を走らないのであれば、国に登録しなくてもいいのです。

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バイクを廃車にした場合のメリット・デメリット

もしも将来的にバイクに乗る可能性があるなら一時抹消登録の廃車を行い、再び登録するといいでしょう。しかし、どうせ乗るなら「わざわざ手続きして廃車にしなくてもいいのでは?」と思う方もいるのではないでしょうか。

確かに、再度登録の手続きをする手間をかけるくらいなら、廃車にしないという方法も選択肢のひとつです。ここでは、バイク廃車のメリットとデメリットを考えてみましょう。

バイク廃車のメリット

まずは、バイク廃車のメリットです。おもに、金銭的なメリットがありますので、一時的にせよ登録を抹消すれば無駄な出費を抑えることができます。

税金がかからなくなる

まず、バイクを廃車にするメリットとして挙げられるのは税金です。排気量によって価格は異なりますが、登録され続ける限り、税金も支払い続ける必要があります。

例えば、原動機付自転車であれば、重量税はいりませんが軽自動車税は支払う必要があります。また、普通二輪、大型二輪であれば、軽自動車税に加えて自動車重量税も支払う必要があるのです。

廃車にしないということは、この税金を払い続けることを意味しますし、支払わなければ督促状などが届きます。なお、軽自動車税は、再度登録の際に自治体よりさかのぼり請求されることがありますので、ご注意ください。

なお、車の場合、廃車にすれば、残りの期間に応じて税金が還付されます。しかし、残念ながらバイクにかかる軽自動車税は、還付対象ではありません。ただし、自動車重量税については残りの車検期間に応じて還付が受けられます。

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自賠責保険や任意保険の還付が受けられる

また、税金に加えて忘れてはいけないのが、「自賠責保険」です。こちらは、登録している時点ですでに支払っていますが、廃車にしない限りは次の支払いタイミングが来てしまいます。この自賠責保険も自動車重量税と同様に、廃車にすれば残りの登録期間に応じて保険料が返金されますから、金銭的にはプラスになるのです。

保険関連でいえば「任意保険」も、加入する必要がなくなります。もちろん、任意保険は義務ではありませんから、廃車にしなくても加入する必要はありません。しかし、乗らないつもりが、「ちょっとそこまで」と乗ってしまい、万が一のことがあればたいへんです。そう考えると、念のため入っておくほうが安心ではあります。また、加入している場合、1年間契約で前払いしていれば、残りの加入期間によって返金されます。つまり、こちらも金銭的にはプラスになるのです。

なお、保険を途中解約した場合でも、残り期間に応じて満額戻るわけではありません。つまり、仮に年額12万円の保険を半年解約しても、60,000円戻るわけではないので、ご注意ください。

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バイク廃車のデメリット

次に、バイク廃車のデメリットです。目先の金銭的メリットばかりに注目せず、本当に廃車にしても構わないのかを検討しましょう。

公道を走れなくなる

バイク廃車のデメリットとして一番に挙げるべきは、当然のことながら「公道が走れなくなる」ことです。広い敷地の豪邸に住んでいる人であれば、私有地での使用も考えられます。しかし、大半の人はバイクを乗り回す私有地などは持っていないでしょう。

保管スペースが必要

一時抹消登録の廃車の場合、「乗ることができないバイクを置くスペースが必要」というデメリットが発生します。また、永久抹消登録の場合は、ゴミとして処分する費用などが発生するかもしれません。

ローンの全額返金

バイクのローンを支払っている場合、廃車にするためにはローン全額を返金する必要があります。ローンでバイクを購入すると、バイクの所有者が購入店やローン会社などになっているケースがあります。この場合、バイクの所有権を自分自身にしなければ、廃車にすることはできません。

税金や保険を支払わなくてもいいというメリットが発生しますが、ローン残高が多ければ一括返金するのはたいへんでしょう。これは、かなりのデメリットになります。

ちなみにバイク買取業者によっては、ローンが残っているバイクでも買取をしてもらえる業者がありますよ。

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バイクを廃車にすべきケースとは?

ここまで、バイクを廃車にすることのメリットやデメリットを紹介してきましたが、実際に廃車にする場合、一時抹消登録か永久抹消登録のどちらがいいのでしょうか?ケース別に見ていきましょう。

一時抹消登録の廃車にしたほうがいいケース

長期間乗らないとき

バイクに再び乗るのであれば一時抹消登録して、再度乗るときに登録できるようにしておきます。

バイクを知人に売るとき

バイクの所有者でなくなることで、自分に税金の請求がこないようにします。

永久抹消登録の廃車にしたほうがいいケース

バイクを記念にとっておきたい

二度と乗ることのない、思い入れのあるバイクやレトロバイクなどを家に飾りたい場合は永久抹消登録にします。

バイクが壊れて動かない

事故などで不動車となった場合は処分するしかないので、永久抹消登録します。ただし、ローン残高を一括返金できない場合は、廃車にできないので注意しましょう。

バイクを廃車にするか、しないか、の比較材料として、廃車にしたいバイクがいくらで買い取ってもらえるのかを知っておくのは賢明ですよ。

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排気量別 バイク廃車の手続きと費用

バイクの廃車は、排気量別に手続き方法と費用が異なります。ここでは、簡単にバイク廃車の手続き方法についてご紹介しましょう。

原付バイク(125cc以下)の廃車

原付一種や原付二種など、排気量125cc以下の廃車の手続きは、とても簡単です。バイクを登録している市区町村の役所に行って申告します。具体的には「ナンバープレート」「ハンコ」「標識交付証明書(使用者住所を管轄する市区町村長が交付する書面)」を持って役所へ行き、「廃車申告書」を提出します。

126~250ccの廃車

126~250ccの廃車手続きは、陸運局で手続きをすることになります。具体的には「ナンバープレート」「ハンコ」「軽自動車届出済証」を持って陸運局に行き、永久抹消登録なら「軽自動車届出済証返納届」、一時抹消登録なら「軽自動車届出済証返納証明書交付請求書」を提出します。この書類は、行政書士などの代書業者に作成を依頼することも可能です。手続きが完了したら、自賠責保険の加入をした保険会社に、解約の手続きを行います。

251cc以上の廃車

251cc以上のバイクの廃車手続きは、「ナンバープレート」「ハンコ」「車検証」を持って陸運局に行き「軽自動車税申告書」「一時抹消登録申請書/永久抹消登録申請書」「手数料納付書」を提出します。こちらの書類も行政書士などの代書業者に作成を依頼できます。費用はかかりますが、記述などが複雑なので、個人で作成するよりも安心です。手続きが完了したら、自賠責保険の加入をした保険会社に、解約手続きを行います。

原付バイクの廃車手続きについては、役所がお近くならさほど手間なく行えそうですが、陸運局での廃車手続きは初心者がやるには一筋縄ではいかなそうですよね。

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廃車ではなく売却という方法も検討する

前述したように、バイクの廃車手続きは面倒な場合があります。そこで、選択肢のひとつとして挙げられるのが、バイクの買取りです。

買取業者にバイクを売却すれば、面倒な手続きはすべて任せることができます。廃品回収などに依頼するしかないと思っていたような不動車なども「部品取り」として売却できる場合がありますから、一度検討してみる価値はあるのではないでしょうか。

なお、「バイク比較.com」では、所有しているバイクの査定を、全国の優良バイク買取会社の中から一括で行えます。売却したいバイクがある場合は、ぜひお試しください。

前述しましたが、ローン中のバイクでも、事故車や不動車でも、買取してもらえるケースが多々あります。

長らく放置してしまったバイクだったとしても、査定は無料ですので一度はトライしてみてくださいね。