バイクの引き取りを考えるのは「バイクが不要になったとき」ですが、いざ引き取りを依頼しようとしてもなかなか実行に移せないものです。
バイクの下取りや乗り換えと比べ、「バイクの引き取り」は乗らなくなった状態の悪いバイクが引き取りの対象となることが多く、やり方を間違えるとバイクの引き取りに費用が発生してしまうケースもあります。
しかし、以下の方法さえ抑えておけば、バイクの引き取り費用がかからないだけでなく、むしろいくらかで買取してもらえるかもしれません。
そもそもバイクを持っているだけでコストがかかってしまう
バイクの所有者には軽自動車税が発生します。
→ バイクの「税金」はいつ?できるだけ早くバイクを売却したほうが良い理由
税金を銀行引き落としやカード決済にしている方もいると思いますが、1年に1回のことなので、金額もさほど大きくないので忘れてしまいがちですが、5年もそのままバイクを置いておくと税金だけで1万円になってしまいます。
250cc以下のバイクは車検代金は必要ありませんが、軽自動車税は3,600円もかかってしまいます。また、251cc以上のバイクは、(毎年の軽自動車税)=6,000円、また2年に1回の車検があります。
車検費用の内訳は重量税3,800円、印紙代1,700円、自賠責保険11,520円(24ヶ月)です。
これにバイク屋さんの整備費用や車検代行の手数料などで5万円ほどは少なくても必要になります。
「バイクが想い出になってしまいなかなか手放せない」という人も
排気量が大きいバイクをそのまま手入れをせずに放ってある家は多くありませんが、原付や小型のバイクなら、よくあるケースといえます。
学生時代に通学で使っていたスクーターやロードバイク、同じく通勤や仕事で使っていたバイク、趣味で乗っていたバイクなど、理由や思い入れも様々です。
近年は大型バイクの引き取りが増加している
以前は400ccを超えるバイクを乗るために必要な限定解除の資格は、免許センターでの直接試験だけが取得方法だったので、大型バイクは本当にバイクが好きで運転が上手な方が乗る高嶺の花でした。
当時は受験数に対しての限定解除の合格率が約1パーセントと、司法試験より難しいと揶揄されたものです。
しかし免許法の改正により、公安委員会認定の教習所を卒業できれば大型自動ニ輪の免許が付与されることになり、大型バイクへのハードルが一気に下がりました。
1996年の事です。外国のメーカーのディーラーも続々と参入、大型バイクの普及率が高まりました。
若い時に大型バイクを持つことができなかった方たちが、子育てなど一定の責任を果たし、新たな趣味や生きがいを探している時期とのマッチングも普及の要因でしょう。
バイクの引き取りの方法をわかりやすく解説!
バイクの引き取りの事務処理は排気量によって変わります。
事務処理とバイクを引き取りする場所であるスクラップ場に運搬することが必要です。
市区町村の役所に出向き、廃車手続きを行います。ナンバープレートと標識交付証明書、印鑑が必要です。
■125ccを超えて250ccまでのバイクの場合
市区町村の役所に出向き、廃車手続きを行います。ナンバープレート、軽自動車届出済証、印鑑が必要になります。
■251cc以上の場合
管轄が陸運局になります。ナンバープレート、車検証、軽自動車税申告書、印鑑、印紙代350円が必要になります。また陸運局での書類作成もあり、抹消登録申請書と手数料納付書に記入してください。
スクラップ場にバイクを運び込む
バイクのナンバーを外していない状態の場合スクラップ場に乗っていけるのですが、故障で乗れない場合やナンバーが無い場合は、トラックで運ばなければなりません。
トラックのレンタルも1万円以上の費用が掛かってきます。スクラップの費用はケースバイケースといえますが無料から~数千円払うことになり、お金をもらえることはほとんどないでしょう。
バイク屋さんに代行をお願いする
バイク屋さんならば代行手数料数千円~1万円ほど払えば、バイクを引き取ってくれます。
自宅までの引き取りについては費用を請求されることもあります。
特にバイクショップと自宅の距離の関係が金額に反映されるでしょう。
バイクの引き取りを買取専門業者にお願いする
ここまで説明してきたバイクの引き取りをすべて代行してくれます。
個人でバイクの処分を行うには大きな労力がかかりますので助かりますね。
それと同時にバイクに値段が付くのかどうかも調べてくれます。
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どんなバイクでも引き取り時に値段が付く可能性がある!
もう動かない、古すぎる、バイク屋さんに修理代がとんでもなくかかるといわれたなど値段が付くことをあきらめたバイクを持っている方も決してあきらめてはいけません。
いまや日本のバイク販売台数はピーク時と比べ十分の一ほどにまで減少しており、バイクを持っているだけでも価値があるのです。
時代はリサイクル全盛である
日本では環境保全、資源の確保や有効利用などエコ社会の考え方が浸透しています。
メーカーや輸入業者が主体となって行われている「ニ輪車リサイクルシステム」も進められ、社会貢献を実現しています。
バイク業者が廃棄を申し込んだ場合リサイクル料金が必要ないシステムになっています。
このように環境が整ってきたことで、バイクの引き取りや処分に、売り手側のメリットが出てきています。
一例をご紹介しますと、50年以上の歴史を持つホンダのカブに走行不能でも4万円以上の買取値段が付いた例があります。
これはバイクの部品の需要が高まりを見せていることが要因です。
日本では使い道のないタイヤも諸外国では燃料などに使われるなど、食べ物と同じように捨てるところが出ないリサイクル体制が整っています。
こういった流れから、どんなバイクにも値段が付く可能性が出てくるのです。
オークションの発展で思いがけない査定額が付く
インターネットの発達で全国からバイクの情報が集まり、サイトでの売買も盛んになってきました。
中古のものは年数が経てば劣化して行き、価格は下がるものです。
しかし名車といわれる稀少価値が高いバイクは価格が逆に上昇しています。
普通のバイクでも世界中に視野を広げれば、どんなバイクでも欲しいと言ってくれる可能性が残っています。
想像以上の値段を提示されることもあります。
オークションでもヤフオクなど個人売買での売却はオススメしない 購入者の視点から考えてみるとバイク屋さんの手の入っていない状態のバイクは、あまり走行状態に期待できません。
写真や説明文だけでの購入は避けた方が無難です。
確かに相場より安いバイクも多く魅力的ですが、先々のメンテナンスのコストを考慮するとお得でもないでしょう。
それを避ける意味で、現物の確認や試乗が必要ですね。
売却を考えるときは購入者の心配を取り除いてあげることが一番ですが、メーカーのように保証ができない分、価格は低めに設定せざるを得ないでしょう。
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バイクの買取相場をつかむ
バイクを高く売るコツは簡単で、複数の買取業者の査定を受けることです。
CMが多く有名な会社の買取価格が高いとは限りませんので、先入観を持たずに買取業者を選びましょう。
ネットでの査定は相場の価格を提示してくることが多く、似たような金額になりやすいのですが、それが相場です。
根気よく数社のデータは集めておきたいですね。
バイクは見た目が90%、必ず洗車をしておこう
買取査定の時、きれいな状態で愛車をみせることがとても大切です。
外観やエンジンの始動でおおよそのことは分かりますが、過去のバイクの扱い方は分かりません。
愛車を丁寧に扱っていたことを伝えるには、丁寧な洗車で誇りや油を除去しておくべきです。
軽微な故障は直して査定を受けるのがベスト
それなりに売却額が期待できるケースに有効です。
住んでいるエリアに必ずあるといえないのですが、バイクの出張修理、出張引き取り修理を兼ねている買取業者も存在していますので、2000~3000円の修理を頼んでみます。
この時出張修理のスタッフがバイクの状態を把握しますので、大掛かりな修理の場合の見積もりや買取の見積もりを作成してくれます。
この見積もりを相場と比較することにより、より正確な買取価格が分かります。
バイクが高く売れる時期はないといえる
バイクがよく売れる時期は4月と7月です。
4月は民族の大移動と揶揄されたりするほど、人生のイベントが集中する時期です。
学校の入学、会社への就職に伴い通勤や通学でバイクを利用する人が増えるので売れるようになります。
7月は開放感のある季節で、バイクに乗ってみたいと思わせる雰囲気になります。
また学生の方など夏休みに自動ニ輪免許を取得することと、ツーリングの希望者が増えることが挙げられます。
この時期の査定は多少違いがあるかもしれません。
しかし売却時期を意識しすぎると思わぬモデルチェンジなどの影響で大きく買取価格が下がるケースもありましたので、できるだけ早く売却することが高い買取価格につながります。
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【無料】買取価格をチェックするライダーが大型バイクを手放す6つの理由
①大型バイクの利便性が低い
大型バイクは原付や小型のバイクのように、手軽に乗ることが難しいですね。
クルーザーのような存在で、遠距離のライディングや気候を感じながら乗ることに適しています。
狭い場所での取り回しや駐車してからの再始動など体力を要します。
ちょっとした移動や買い物には不都合と言わざるを得ません。
このことが頭から離れていた場合、大型バイクの購入後は使い方に悩むことになります。
②大型バイクは保管にお金がかかる
マンション住まいですと大型バイクを置けるスペースがないので、保管場所、駐車場を見つけなければなりません。
バイクの駐車を前提としたライダーズマンションも実在しますが、数が少ない状況です。
囲いのない駐車場は盗難が心配なので、バイクシェルターの設置を考慮しなければならず、自動車1台分の出費が毎月追ってきます。
③大型バイクは乗れる季節が限られている
1500ccを超える大型バイクの放出される熱は大変高温で、バイクの車種によっては、暑い季節の夏はとても乗れません。灼熱地獄に落ちいります。また冬は寒さとの闘いで、防寒対策が必要です。また、路面凍結など道路事情も良くありません。
④大型バイクは1年中のメンテナンスが必要
メンテナンスは、走行距離に応じたオイル交換やエレメント交換が中心ですが、大型ならではのメンテナンスは冬のバッテリーアップです。
最近の大型バイクは盗難セキリュティのレベルが高くなりコンピュータが電気を使います。
またセルを回してのエンジン点火には、多くの電気を使いますので、バッテリーがドンドン消耗します。
3年目あたりにはかなりバッテリーが弱っていますね。その冬場対策の定番としてバッテリーを外したり、自宅で充電を続ける必要があります。これが段々と億劫になってくるわけです。
⑤修理代が驚くほど高い
大型バイクはかなり重く、バランスを崩せば立ちごけが待っています。体のダメージは少ないですが、財布は大変です。
パーツの交換だけで10万円を超えることがあります。この故障を直すことができず、バイクから離れてしまうこともあります。
⑥やむを得ない状況からローンが払えなくなった
これもよく聞く話です。ついつい勢いで買ってしまった人が陥りやすい状態です。
メーカーによっては10年、120回払いのローンが用意され、月々の金額が低めに設定されています。
大型バイクは200万以上するものが多く、頭金の準備がなければそれなりの支払いが待ち受けているので、ボクシングのボディブローのように徐々に家計に響いてきます。
→ ローンが残っているバイクも売却できるって知ってた?
まとめ
バイクの引き取りに必要で効果的な知識を集めてみましたが、いかがでしたか?
バイクの引き取りはご自身で進めていくには手続きが面倒で労力がかかります。
もうひとつ、どのようなバイクであっても価格が付く可能性があることを述べてきました。
総合しますとバイク買取りの専門業者に依頼することが一番効率的のようです。
ネットでわずか60秒の入力で愛車の一括査定ができるバイク比較.comの買取業者は安心の対応に定評があります。
ぜひ愛車の引き取りを成功させ、悩みを解決しましょう。
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